難燃(防炎)

難燃」とは、火がついていても燃え広がない、燃えにくいという意味で防炎とも呼ばれています。燃えない(不燃)という意味ではありません。
難燃素材は、タバコの燃えさしを置いても焼け焦げができるだけで燃え広がらず、有毒ガスも発生しません。火災の発火源として最も多い寝タバコの火に対して、防炎寝装品は効果が大きいといえます。防炎寝装品はホテルや旅館、社会福祉施設、病院を中心に普及していますが、家庭ではその普及が遅れています。高齢化が進み、ひとり暮らしのお年寄りが増えている現在、ふとん、枕、毛布、カバリングなどには防炎品を使ったほうが安全です。幼児や迅速な行動をとれない人のいる家庭でも、積極的に取り入れたいものです。