再生繊維
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綿やウールは天然の繊維素として、初めから繊維の状態になっています。これに対し、レーヨンは木材に薬品を加え、その中の繊維を取り出して作ります。このように、他の形をしている繊維素を取り出し、生き返らせたものが再生繊維です。再生繊維には、
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1, 木材などの中にあるセルロースを利用するセルロース系
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2, 大豆、とうもろこし、落花、牛乳などのタンパク質を利用するたんぱく質系
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3, 昆布、わかめなど海藻に含まれるアルギン酸を利用するもの、などがあります。
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1,の代表がレーヨンとキュプラで、レーヨンは木材パルプ、キュプラはコットンリンター(綿繊維をとった後の種子表面に残るごく短い繊維)と、主な原料が異なります。しかし、いずれも繊維素でできているため、化学的な性質は綿とほとんど同じです。
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レーヨンは綿よりも柔らかく、水分をよく吸うので、染色もしやすいのですが、綿ほど丈夫ではありません。このため、ポリエステルやアクリルと混用し、強度を高めて使うことが多く、タオルケットや毛布など、寝装品の素材として用いられています。
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ポリノジツクは、レーヨン同様、木材パルプを原料とする再生繊維ですが、繊維を作る方法が異なり、レーヨンの欠点を補うように改良されたものです。
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ポリノジックには、
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1, 伸び縮みしない
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2, 強くてコシがある
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3, 美しく汚れがつきにくい
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といった特長があり、ふとんの側地やカバーリングなどに使われています。