ポリエステル
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ポリエステルは石油を原料とする合成繊維の一つで、1941年にイギリスで「テリレン」の名前で最初に発表されました。 日本では1958年から生産されるようになり、現在では合成繊維の巾で最も多く生産されています。
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主に次のような特徴があります。
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●熱や摩擦に強い
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●しわになりにくい
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●型くずれしにくい
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●乾きが速い
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●日光で変質・変色しにくい
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●酸、アルカリなどの薬品に強い
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●虫、カビなどに侵されない
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●静電気が発生しやすい
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●毛玉(ピル)ができやすい
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またこれらのうちの欠点を改善した改質ポリエステルといわれるものや、新しい機能を付加したものがあります。これらは、原料または原糸の段階で他の成分を加えたり、繊維の形状を変えたり、糸にする際に他の繊維と混ぜたり、織物にしてから後加工したりしたものです。ポリエステルは、どんな厚さの織物やニットにも、また、わたや不織布にもすることができるため、衣料品から産業用資材まで幅広く使われています。
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寝装品では、ポリエステル単独や綿との混紡で、ふとんカバーやシーツ、側地、ナイティなどに用いられるほか、わたや固わたとしてふとんや枕の詰めものに、また、不織布としてふとんや毛布の収納袋に用いられています。